おはこんにちこんばんは!めっちゃ久々にブログ更新します!
普通に面倒になって書いていなかったけど、ブログ運営費とサーバーレンタル代は掛かっているので、利用しなくちゃね。
というわけで、久々の更新は先週観てきた映画『花束みたいな恋をした」の感想を書きます。
東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った
──これはきっと、私たちの物語。
(映画「花束みたいな恋をした」公式ホームページより引用-
)
公式のあらすじ初めて見たけどめっちゃいいこと書いてあるね。「これはきっと、私たちの物語。」今年の個人的名言コピーに入りそう。
ではでは、まずはこれから観る人向けに、オススメ理由書いていきます。
1.めちゃくちゃ刺さるストーリー
先ほど触れた「これはきっと、私たちの物語。」というコピーがあるように、多くの人が経験したことがあるんじゃないかなと思える、ありふれているけれど、その分共感しやすいストーリー。人によっては序盤から泣けるし、中盤でも泣けるし、もちろんラストでも泣ける。
この映画がめっちゃ好きになったので、ノベライズ版とシナリオブックも買って、すぐに読んだけど、これは映画だからこそ、この二人の演技だからこそ、何倍にも面白くなっている。そのセリフ、その仕草はきっと彼と彼女にしかできない。お芝居を見に行くという目的でも、絶対に公開しない映画だ。
3.最高のセリフ回し
脚本坂元裕二にしか書けないセリフの宝庫。菅田将暉と有村架純の会話が、ステレオのように、右から左から、心地よく展開される。多分これから僕は、電車に乗ることを、電車に揺られると表現する。したくなる。
4.分かると嬉しい小ネタが多い
超有名アニメ監督が登場したり、名作書籍が紡がれたり、時事ネタが多かったり。2015年から2020年の物語のため、「あったなあ、そんなこと」と思えることばかり。
いかがでしょうか。観たくなった、、、という人は今すぐ観てきましょう。そうでもないけど、、、という人は騙されたと思って観てきてください。
ここから下は、ネタバレを含む映画感想を書いていきます。
!!!ネタバレ感想注意!!!
さて。ネタバレを気にせずに書いていきます。
個人的に刺さった場面は複数あるので、刺さった理由なんかを考察してみたいと思います。正直、二人が付き合うまではどうでもよくて、付き合ってからのすれ違いがこの作品の醍醐味だと思いました。
1.「協調性とか社会性って、才能の敵」
さすがにクリエイターが偉いとかは言わないけれど、体裁を保って、周りの目を気にしないといけない世の中は、多くの人の才能を潰していると思う。スポーツ選手としてやっていきたいけれど、それだとお金を稼げないから、仕方ないから働く。もっと自由に仕事をしたいのに、抑圧される。特に日本人は他人の目を気にしやすいから、抑圧して生きている人が多いと思う。もちろん、他人と一緒に行動することは大事だし、人と一緒に仕事をすることで創発特性が発揮されてさらに良いものができることもあるけれど、それとこれとは別の話じゃないかなとも思う。
2.「じゃあだったら行きたくないよ」
ストーリーで最初に明示されたすれ違い。出張の前乗りの日がデートと重なった際に、残念な顔をした絹に向かって麦が「じゃあ行こう」と言った時の絹の返答。別に恋人関係とかじゃなくても、「じゃあ〇〇でいいよ」っていう言葉イラつくよねって話。なんか言われたこっちが悪いみたいじゃん。この「じゃあ〇〇でいいよ」は上から目線の妥協案て個人的に呼ぶこととする。
3.ゼルダブレスオブザワイルドやゴールデンカムイの続きが読めなくなった麦が言ったセリフ「息抜きにならないんだよ。パズドラしかやる気しないの」
個人的ナンバーワン共感場面。僕も2週間くらい前に勝ったゼルダが全然プレイできていない。する気にならない。買った本も積むばかり。そのくせスマホのソシャゲとまとめサイト閲覧だけはできる。楽しいことが楽しくないのはなんでなんだろうね。
4.楽しかったことだけを思い出にして、大事にしまっとくからさ
美しいセリフなだけに、切ない。こっから別れる別れない問答が始まるけど、めっちゃ泣いた。
特に印象深かったのが上の4つだけど、もちろんほかのカットでも、いいセリフ、いい表情、いい演出はたくさんあった。
そんな綺麗なカットが、それぞれ美しい花で、それが寄り集まって花束になる。「花束みたいな恋をした」というのは、そういう意味も含まれているんだなと思う。
結末として、麦と絹はそれぞれ前を向いて、歩いている。過去の思い出は大切にしまって、前を向いこう。そんなメッセージを受け取ったような映画でした。
参考文献:「花束みたいな恋をした 映画オリジナルシナリオ」坂元裕二/株式会社リトルモア
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